推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、入社2ヵ月の新人・津家(つけ)を指導することに。


     度越は出勤中に小学生とゲームをしている津家を目撃する。出勤後、会社でもゲームをしていたため、ゲーム機を没収する度越。だが、プレイしていた多角的相撲ゲーム『モンスターすもう』のグッズを次に作るため、その参考資料だと津家は主張する。
     小学生との通信対戦で得た意見をミックスし、ギャガドドドラゴンとお母さんをコラボさせたトンチキ案をいくつか考える津家にツッコむ度越。『モンスターすもう』を度越もプレイしてみるが、偶然来た桐花(きりか)に没収されてしまう…。
     小学生や度越の今までの意見を反映させ津家が発案した「モンスモあそびえんびつ」は割と売れたが、小学生がゲーム機をもってこなくなり朝トモを失った津家であった…。


    少年漫画『魂ロケット』のコラボカフェに津家の見学のために来た度越達。有給休暇で来ていた桐花と遭遇するが、プライベートなためそっとしておくことに。
     試食会の仮体験として料理を全部注文するが、津家は原作に出てくるトンチキ料理に驚く。空間全てを提供できるコラボカフェはファンが喜ぶものを総合的に作ることができるため、楽しみは格別と度越は津家に語る。
     津家の見学のレポートには、料理についてくるランダムコースターが被りまくって落ち込む桐花が晒されていたが、新人の感性を大事にしたかった度越はそのままにしたのであった…。

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      入社2ヵ月の新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。