
“ヴァンデル”…それはこの世界での魔人の総称。突如、現れた彼等は、増殖し世界を蹂躙し始める。人々はいつ終わるとも知れない日々を“暗黒の世紀”と呼んだ。正義を信じる少年・ビィトは最強の戦士・ゼノンに憧れバスターとなるが、ゼノン戦士団と魔人・ベルトーゼの戦いに巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。しかし、ゼノン達の機転で生命と共に才牙を託され、一命を取り留める。それから3年後、修行を経て一人前となったビィトは、幼なじみのポアラと共に全魔人を倒すための旅に出る――。
戦いの中で確実に力をつけていくビィト。一方で、その存在を脅威に感じた魔人達は、最強を誇る“七ツ星”の魔人を集め、順にビィトの命を狙う。ビィトを倒した魔人は“八ツ星”となり、魔人を統べる王になるという。
王の勅命で魔物の巣窟・エンドワールドに足を踏み入れたビィト戦士団。そんな中、この地で活動するブロードバスターの隠密部隊の隠れ里「ブレーヌフ」が惨劇の王者・ベルトーゼの襲撃を受け壊滅。救援に現れた翼の騎士もベルトーゼの力の前に倒れてしまう。
「ブレーヌフ」に駆けつけたビィトたちは、翼の騎士を治療するため彼の仮面を外す。その下から現れたのは、かつてベルトーゼと闘い消えたビィトの兄・ゼノンであった。衝撃を受けるビィト戦士団だが、ビィトだけは直感でゼノンではないと言い切った。
一命を取り留めた翼の騎士は、真相を語り始める。翼の騎士の正体はビィトの直感のとおりゼノンではなく、ゼノン戦士団で素顔を隠していた戦士・アルサイドであった。
アルサイドはそもそもゼノンの影武者として彼の戦士団に所属していたのだと言う。ではなぜゼノンに影武者が必要だったのか…それは、ゼノンとビィトの父親がかつて世界で初めて『大陸一のバスター』と呼ばれた偉大な男・ゼビアだからだった。
現国王のアルファとゼビアは親友であり、ゼビアは戦いの中で体が限界を迎え、愛する者と最期の時間を過ごすため、王子であったアルファに世界の行く末を任せ表舞台から姿を消した。しかしそれから数年後、国王になったアルファのもとに、両親を喪い、赤子のビィトを抱えた幼きゼノンが現れた。アルファはゼノンをゼビアに継ぐバスターに育てるためサポートすると誓い、ゼノンを陰ながら守護する使命をアルサイドに与えたのだった。
アルサイドは、ゼノンは生きていて復活の時が近いと告げる。しかし、そのゼノンがいる天凱宮には「ブレーヌフ」を襲ったベルトーゼが先に向かっていた。
ゼノンを救うためにも、ビィトたちはベルトーゼを追う―――!!