憂国のモリアーティ 漫画/三好 輝 原案/コナン・ドイル(「シャーロック・ホームズ」シリーズ)

JC21巻発売記念PV
  • 三好輝による小説版のコミカライズ
    「憂国のモリアーティ-The Remains-」!!
    前回までのあらすじ

    ストーリー

     19世紀末――。古くから根付く完全階級制度により、上流階級の人間達に支配されている「大英帝国」。生まれ落ちた時から一生涯の身分が決まるこの社会制度は、必然的に人間同士の差別を生んだ。そんな中、階級制度による悪を取り除き、理想の国を作ろうとする青年がいた。これはジェームズ・モリアーティ、或いはシャーロック・ホームズの敵の話――。


     最後の事件から3年後、ウィリアムは犯罪卿から英国を護る相談役となり、暗躍していた。
     国内で密かに取り引きされているという正体不明の薬物。ルイス達は情報部長官・マイクロフトから、その薬物の流通ルートの調査・元締めの正体・拡散目的を突き止める指令を受ける。


     フレッドとヘルダーから得た情報をもとにマイクロフトは、“飴”についての報告書をまとめ、MI6と王室の窓口である第二王子・ジョージのもとへ向かう。現在、大英帝国の王位継承順位は君主の息子であるアルバート・エドワードが第1位、本来その次に君主の初孫であるアルバート・ヴィクター・クリスチャン・エドワードがくるはずだったが、2年半前に病死。その為、弟であるジョージが王位継承順位第2位となった。アルバートは、ジョージがMI6と王室を繋ぐパイプラインの役職を任されたことに対して、周囲のたくらみを持つ者からジョージを護れという命令なのだと受け取っていた。


     一方、拘留されているゲラルトのもとにヘルダーが面会に現れる。そこでヘルダーが自己紹介をし、ダーレム研究所出身であると伝えると、ゲラルトはヘルダーが自身を殺しに来たと誤解してしまう。ヘルダーの話術に騙されてしまったゲラルトは、ヘルダーに自身は“飴”の治験データを集めるためていただけだと話し出す。続けて、“飴”は脳を無理やり覚醒させ、“飴”を摂取した者は前の状態に戻ることはできなく、治療法はないと言い――…。
     その頃、ジョンのもとで入院をし、目を覚ましたエリック・プラマーは突然暴れ出して…!?

    キャラクター紹介
    • ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ
      アルバートの実弟になりすまし、実弟の名である“ウィリアム”を名乗る。シャーロックとの決闘後、共に生還しMI6の拠点で隠れて暮らしている。犯罪相談役から、イギリスを守るコンサルタントへ。
    • アルバート・ジェームズ・モリアーティ
      最後の事件後、爵位を返上し、幽閉生活を送る。ウィリアム帰還後は、MI6にて国家の安全を守りながら贖罪の日々を送る。MI6の指揮官の座は弟ルイスが継いだ。
    • ルイス・ジェームズ・モリアーティ
      ウィリアムの実弟。ウィリアム失踪から帰還後を含め、イギリス王室直属の秘密情報部MI6の指揮官"M"として、兄が命がけで作ったこの国を守り続ける。
    • セバスチャン・モラン
      ウィリアムに絶対の忠誠を誓う右腕。狙撃の名手。最後の事件後は失踪していたが、ウィリアム帰還にともないMI6に合流。ルイスを支えながら任務をこなす。
    • フレッド・ポーロック
      イギリス中の犯罪ネットワークに通じる情報屋。変装や密偵、暗号解読に長け、MI6の作戦の中核部分を担うことが多い。
    • ジェームズ・ボンド
      MI6、七番目の特殊工作員。アイリーン・アドラーが闇に身を潜めるための新しい名前。ファーストネームはモリアーティからジェームズを取り、ボンドは縁を意味している。
    • フォン・ヘルダー
      盲目の天才ドイツ人技師。音のしない銃を開発製造したり、作戦に必要な装備品を生み出している。MI6では兵器課長を務め、"Q"と呼ばれる。
    • ジャック・レンフィールド
      第一次アフガン戦争時代の白兵戦の達人。当時、敵味方から恐れられつけられた通り名が“切り裂きジャック”。ウィリアムたちの近接戦闘の師匠。
    • ザック・パターソン
      ロンドン警視庁・犯罪捜査部(CID)のトップである主任警部。レストレードと同期の間柄にある。ウィリアムに忠誠を誓う内通者。
    • ミス・マネーペニー
      元MI5所属の諜報員。現在はMI6長官マイクロフトの秘書。アフガン戦争の終結という任務でモランのサポート役となった。ウィリアムに忠誠を誓っている。
    • マイクロフト・ホームズ
      シャーロック・ホームズの兄。情報部の長官の職にあり、ルイスたちの直接的な上司。祖先の罪を償うため英国政府に忠誠を誓っている。
    • シャーロック・ホームズ
      諮問探偵。ウィリアムに対して友情以上の絆を感じ、犯罪卿を支え、共に消息不明になるも、ロンドンに帰還する。帰還後はジョンとハドソンの待つ221Bに戻る。
    • ジョン・H・ワトソン
      公私ともにシャーロックの相棒、そしてシャーロックの唯一の理解者。名探偵シャーロック・ホームズの事件簿をコナン・ドイルのペンネームで執筆する作家でもある。
    • ミス・ハドソン
      ベイカーストリート221Bの家主。シャーロックとジョンのせいで、世話焼きが板についてしまったことで婚期を逃しているかもしれないことを嘆く、永遠の17歳。
    • ジョージ・レストレード
      ロンドン警視庁・犯罪捜査部(CID)の警部。永遠の苦労人。スコットランドヤードが手に余る事件をシャーロック・ホームズに依頼している。
    • ビリー・ザ・キッド
      本名ヘンリー・アントリム。とある事件後、公には死んだことになり、その後アメリカ司法省傘下のピンカートン探偵社に所属。ウィリアムとシャーロックの命を救う。
    • ミック・プラマー
      ウィリアムが正体を隠して勉強を教えていた私塾で出会った少年。父親・エリックが突然暴力を振るうようになり、その理由は酒が原因だと思っている。
    • エリック・プラマー
      ミックの父親。ルイス達が捕らえた薬の運び屋の待ち合わせ相手。橋から転落してから意識が戻らず、現在ワトソンのもとで入院している。
    • ヘレン・ストーナー
      2年前、婚約中だった双子の姉・ジュリアが不可解な死を遂げ、その真相を知るためにホームズへ調査を依頼した。
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