最強の剣闘士を決めるKOG(キング オブ グラディエーター)。それは仮想現実の技術の発展により、超リアルな使用感の武器を再現した剣闘士たちの大宴。
最高のエンターテインメントであり、そこで挑み続ける剣闘士たちは世界の大スターだった――。
確実にエースを復活させる可能性により近づくために、過去のエースの戦績に従う必要があったジータ。しかし、スカーレット戦で引き分けに終わったことで勝利を掴むことができず、ジータはエースを救えないかもしれないと思い、悪夢を見るほど追い込まれてしまう。不安を抱く中、エースは過去に一度だけ引き分けになった相手がいたことを知る。その相手はエースが事故を起こす前に再戦する予定だった、現在グラディエータークラス1位のレンで…。
戦績の満たない今のジータでエースを目覚めさせることは可能なのかルーシーに問うと、適合率が99%まで上がっていたため可能性は十分にあった。それでも残り1%の失敗する可能性も潰しておくため、一度でもエースと引き分けになったレンに勝利し、一気に適合率100%を目指す。
レンとの対戦までの3か月の間、厳しい訓練に励むジータ。レンは3本勝負の間、急所の首を狙い、クリティカルヒットのみで挑むと宣言していた。その時ジータはレンの戦い方が自分と似ていたため、当時エースはジータのことを対レンだと想定して鍛えていたのだと気づき…。
レンとの決戦当日。神速の剣士であるレンに臆さず、エースの速度で鍛えられていたジータは自分の力を信じて彼女へ挑む。しかし開幕0.1秒でジータはレンの宣言通り、首のクリティカルヒットを決められてしまい――!?