極楽街 佐乃夕斗

『極楽街』JC4巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

     華やかに賑わう“極楽街”でどんな難題にも報酬次第で引き受ける「解決屋」を営むタオとアルマ。その裏では人や動物の死体を使って造られた「禍(マガ)」という怪物専門の「殺し屋」として活動。この世の全ての禍を駆逐するその日まで戦うことを誓う―――!!


     幼い頃、屋敷で暮らしていたネイ。敷地内で暴言を吐き散らす、強面の青年・静彁(しずか)と出会う。ところが純真無垢な少女であるネイは、怖い顔の男性にも怯むことなく彼の破れた服にアップリケを付ける始末。可愛らしく仕上がった服に満足げなネイだが、静彁からのお礼はなく彼はその場からいなくなってしまい…。


     学校が終わり、家からの送迎車へと向かうネイだったが、そこにはいつも車の前に立って待っている藤田の姿はなかった。なんの不信感も持たぬままネイが車のドアを開けたその瞬間、静彁と一緒にいた灰庭とヤマという男2人に拉致されてしまう。
     気づいた時にはすでに縛られ、身動きが取れずにいたネイ。訳もわからず怯えていると、頬を殴られて強制的に笑うよう指示され、不本意な笑顔の写真を撮られる。話を聞いていく中で、ネイは自身がどこかに売られそうになっていることを知る。さらに商品として撮影するために、男2人に服を脱がされそうになったその時、静彁が現れて―――!?

    キャラクター紹介
    • タオ
      ドライな性格。怒ると怖い。表は「解決屋」裏では対禍専門の「殺し屋」を営んでいる。
    • アルマ
      身体能力が高く、大食い。人や動物の死体を使って造られた「禍」という怪物と人間の間に生まれた「半禍の子」。心まで禍になりかけていたところをタオに拾われる。
    • 辰臣
      (タツオミ)
      珍事件が殺到する極楽街の情報屋。情報代は高いが、女好きのためタオには安く情報を売っている。
    • ネイ
      蛇穴に属する凄腕剣士の少女。禍に対して誘発作用がある血液を持つ。
    • 黄泉(よみ)
      謎多き白髪の青年。タオしか抜けないはずのアルマの繋縛の杭を抜くことができる。
    • ヨキ
      蛇穴所属。明るく優しい獣人。タオたちの武器を作っている。お金持ち。
    • ダラ
      蛇穴所属。一見クールな女性だが愛情深い性格。ヨキと同じようにタオたちの武器を作っている。
    • 劉(リュウ)
      タオやネイを訓練していた男。厳しく、容赦のない指導者だが、酒好きでめんどくさがりな性格。
    • 夜(よる)
      行方不明になっていたタオの弟・ジンのもう一つの人格。自殺するが、黄泉の力で禍として蘇る。直接首に触れずに、絞め殺すことができる力を持つ。
    • 枵(うつろ)
      黄泉の力で蘇った、失血死の禍。 超メンヘラで惚れっぽい性格。