超常の力を持つ“枝憑き”のリュカは“音が見える”力を持つラッパ手である。楽師になる夢を叶えるため、枝憑きを集めている教皇のもと“花冠の枝憑き”と呼ばれる帝国の兵士を抹殺するべく“塔”を巡る戦争に参加することに――。
花冠の父・アキラにより目と耳を潰されたリュカは突然開花し、リュカの枝々から降り注がれた光に当たった帝国兵たちが花冠に襲いかかる。ゾーイはリュカを助けようとするも搭下に連れられ一度その場を離れるが、塔下に反抗してリュカのもとに駆けつけた。 ゾーイも開花し、力だけでなく時間も前借りして動きを速める。
アキラは開花直後のゾーイの力が尽きるのを待つが、アキラが持っていた鏡面の力が入った鏡をいつの間にかすり替えていたリュカにより、鏡の力で体を切断されて――!?