ファントムバスターズ ネオショコ

前回までのあらすじ

ストーリー

 舞台は湘南の風が通り抜ける街・鎌倉。
 高校一年生の超優等生・是岸遊人が出逢ったのは、幽霊を喰らって除霊をするという破天荒男子・宍喰野虎落。
 始めは幽霊の存在を信じていなかったコレシキだったが、モガリを通した不思議な体験やモガリ自身に興味を惹かれ、共にファントムバスターズを立ち上げることに!
 さらに、幽霊を視ることができる観崎薫、幽霊と会話できる多聞康太郎も仲間に加え、彼らの青春と除霊活動が始まった!!


 ファントムバスターズは、オカルト研究会の面々に部室を無断使用していることを暴露される。部室を使用するため、顧問になってくれる先生を探すものの、みんなから断られてしまう。
 そんな中、最近赴任した化学の教師シャルル・ド・ノワール・守に声をかけることに。
 ノワールは巨大なロザリオを胸にさげ、世界を救ったことがあるという変わり者でオカルトが好きそうだったけれど、虎落たちからのお願いを「全員が化学のテストで満点を取ったら」と条件をつけ断った。


 虎落たちはノワールの弱みを握ろうとあとをつけるも、彼が霊を祓っているところを目撃し本当の霊能者だと知る。けれど過去の激戦で魔力を失ったノワールは霊を祓いきれず、虎落が霊を食って祓った。
 ノワールの戦闘スタイルのカッコよさを目の当たりにした虎落たちは、彼を尊敬し再び顧問になるようお願いするが、化学のテスト全員満点を再提示される。
 どうにか全員高得点を取ると、ノワールは顧問になることを承諾した。

キャラクター紹介
  • 宍喰野虎落
    (ししくの もがり)
    幽霊を視ることはできないが、幽霊を喰らうことで強制除霊させることができる。他人の霊力を借りる(触れる)ことで当人の霊能力を借りられ、霊感のある者同士にはその恩恵をシェアできる。代々霊媒家業の家系で、秋田県の山で修行するか、鎌倉中の霊を除霊し力をつけるかの2択から、青春を求め鎌倉へとやって来た。
  • 是岸遊人
    (これきし ゆうじん)
    幼少から秀才と周りにもてはやされる。唯一普通の子どもとして接してくれた祖母を敬愛しているが、彼女の「死んだら幽霊になって会いに来る」という約束が果たされないことから、幽霊は断固信じないことにしている。
  • 観崎 薫
    (かんざき かおる)
    幼少から霊が視える体質で、視えるとわかると憑いて来る亡霊の性質から散々な目に遭ってきている。霊が近づき難い雰囲気を演出するため、あえて髪を染めてチャラい見た目をしている。オタク気質であり、人生のバイブルは『SLAM DUNK』。
  • 多聞康太郎
    (たもんこうたろう)
    霊の声だけが聞こえる体質。霊能力故に奇異の目を向けられてきたため生身の人間とは目を合わせるだけでも吐いてしまうほど苦手に。反面姿が視えず声だけ聞える霊に対しては普通に会話できる。対話できる霊は、なるべく平和的に除霊することを望む。
  • 壱宮昊都
    (いちみやそらと)
    生徒会長。周囲からは超リアリストだと思われているが、本当はオカルト好き。高校デビューの際、頭脳明晰な冷徹キャラを演じてしまったため、今更オカルトが好きとは言い出せずにいる。ファントムバスターズを推している。
  • 肆矢真莉愛
    (よつやまりあ)
    遊人と同じ中学出身で、遊人をとても尊敬している女子生徒。中学の時とはまるで違う外見で、高校デビュー。
  • 宍喰野斂
    (ししくのれん)
    赤ん坊の頃山に捨てられ、宍喰野の分家に拾われた。少し抜けたところがある。虎落を暗殺するために鎌倉にきたが、ファントムバスターズたちに触れ迷いが生じた。今は虎落の隣で暮らし、暗殺の機会を狙っている。
  • シャルル・ド・ノワール・守
    (まもる)
    新しく赴任した化学の教師。昔、仲間と除霊の旅をしていたが悪霊の大群と壮絶な戦いの末、大半の霊能力を失ってしまったと自称している。