ウイルスによって人口が激減し、突如現れた吸血鬼の脅威にさらされる人類。吸血鬼に対抗できるのは日本帝鬼軍が誇る吸血鬼殲滅部隊のみだった。吸血鬼に家族を殺され、復讐を誓う少年・優一郎。彼は軍に身を置き、親友や家族の想いを背負って血塗られた道を行く。
数千年越しに相対するフェリドと斉藤。フェリドの計算では既に斉藤に勝てるレベルだったはずが、想像を超える斉藤の強さに圧倒されてしまう。実力差があっても油断する様子のない斉藤から「次は全力でいく」と宣言されてしまったフェリドは――!?
自身の心の中で今まで喰らった吸血鬼達と対話するフェリド。400匹以上を喰らうも「生きている意味」をもつ吸血鬼は現れることはなく、フェリドはそんな彼らを嘲笑う。しかし喰らった吸血鬼の一人であるクローリーは「フェリドに喰われたからみんな不幸になった」と告げる。そんな苦言を気にすることなく、苦しいだけの意味のない世界で意味なく生きて意味なく死ぬ、それが輪廻する世界から自分が喰らったことで救っただけだと持論を展開。だからこそ最初から結末が見えているつまらない世界を終わらせたいと考えるフェリドは、400匹の吸血鬼の過去を全部繋げることで全員の力が出せるほんの一瞬で斉藤に勝つため、その後すぐに死んでしまうことを承知の上で斉藤に最期の攻撃を仕掛けることに…!?