乙女のはらわた星の色 いしとゆうら

前回までのあらすじ

ストーリー

 20年前地球に降り立った異星人、ウェーヴェ人の目的は、地球人との侵略的婚活であった……。ウェーヴェ人は異種族との交雑により、能力の多様性を獲得してきた星人であり、地球でもそれを目的にやってきていた。

 ゲンは国政のトップに上りつめ、そんなウェーヴェ人から「純血の地球人」を保護することを目的に、ウェーヴェ人により設立されたエリート校「森陵学園」に入学した。しかし森陵学園は異星人同士の異性交遊を奨励しており、世間では「婚活学園」と言われている。


 ゲンは操を守り続けることができるのか……!?


 夏祭りに向け部室に集う一同。そこへミロミィを馬のように扱うゲンの妹・サヤが現れた。ミリカや友玄会に対し悪態をついたうえ暴言を吐くのだが、その理由は「ゲンに首を絞めてほしい」からだと言う…。


 まさかの理由に動揺する面々だが、キゥリプはゲンに近づくサヤへの嫉妬心から誅戮しようと攻撃。しかし合気道を学ぶサヤは凄まじく強く、返り討ちにあってしまう。ミツヨシも勝てば好き勝手できると言い突撃するも、あえなく撃沈してしまった。


 するとそこへ、ミロミィから救助要請を受けた真鶴が到着。余裕しゃくしゃくのサヤだったが、真鶴の年下の女子に対し発動する「母性」の前に、なすすべなく調教されることとなった。


 調教が終わると、なんと傍若無人だったサヤが謝罪をするようになっていた。驚きと喜びに沸くゲンたちだったが、どうやら真鶴へ迷惑をかけないように変化しただけで、根本は変わっていない様子。しかし、夏祭りへ向け友玄会は気合いを入れ直すのだった…!

キャラクター紹介
  • ゲン
    地球人を守ることを目的に森陵学園に入学する。ウェーヴェ星人との恋愛には懐疑的。
  • ミツヨシ
    ゲンの同級生で友人。
  • ミリカ
    ウェーヴェ星人。他人を好きになると発火する能力がある。
  • タレラ
    ウェーヴェ星人。ケモミミと尻尾が生えている。
  • キゥリプ
    ウェーヴェ星人。触れた相手の快楽中枢を操作する能力を持つ。
  • ミロミィ
    ウェーヴェ星人。小手毬会所属の二年生。口調とハリセンが特徴。
  • スゥヴィ
    ウェーヴェ星人。小手毬会所属。催眠波動を操る。
  • 大間々町 真鶴
    (おおまままち まなづる)
    学内警察活動を行う倶楽部・小手毬会の会長。
  • クナキオ
    様々な事件を引き起こす悪名高い倶楽部・翠嵐会の会長。
  • 強羅 浩嗣
    (ごうら ひろつぐ)
    筋骨隆々な翠嵐会の副会長。翠嵐会の力で美少女の姿になることも。
  • サヤ
    両親を亡くし、犬飼家に養子として引き取られた血の繋がらないゲンの妹。ゲンに対してはドM。