アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。
津家が剣式(けんしき)を拷問にかけている衝撃的な場面に遭遇する度越。話を聞くと、度越が作った『流浪の奇妙な拳』(通称:流浪拳)のぬいぐるみが他作品のものと比べて飛び抜けて不細工と剣式に言われたからだったようで…。
現在のリアルなデザインになったのは、版権元へ交渉に行った際に、スマイルークでよく出すかわいい顔のぬいぐるみを提案したところ「誰だよ…」と言われ、作者にもNGを出されたためであった。
厳ついキャラでもかわいいデザインでのぬいぐるみ化はよくされていると剣式に言われた度越。ぬいぐるみがかわいくてもちゃんとキャラに見えて納得してもらえるようにと、再び流浪拳の版権元に提案しに行くが――!?
版権元に『魂ロケット』の冬服姿のアクスタを提案しに行った度越だったが、ガキっぽいと言われてしまい修正することに…。
一方、版権元は作品のイメージを崩さずより良くなるようなグッズになるようチェックすることが仕事である。3年前からスマイルークの営業担当が度越になり、変わったグッズも多くなったが、作品への熱量が高く真摯に向き合ってくれるため忌憚なく意見が言えると評価されていて…。
1週間後、ばっちり修正をした…と真っ直ぐな眼差しで持ち込んだ修正案は――…!?