推しをカタチにする仕事 安藤狂太郎

『推しをカタチにする仕事』JC1巻発売記念PV
  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

    アニメや漫画のファンに向けた、コラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社スマイルーク。そこの営業企画課の度越(どこし)は、新人・津家(つけ)を指導することに。


     営業企画課に同期・剣式(けんしき)が出張費用の精算処理の確認にやってきた。ところが、出張の行き先について度越が弁明を始めると、剣式は突然印を結び始めて!? 実は人と目を見て話すことが苦手で、緊張で手が震え印を結んでしまうという剣式。
     度越は、そんな彼から相談があると言われ二人きりになる。すると突然、剣式はシャツを脱ぎ捨て、キャラの顔が大きくのったTシャツを見せてきた。好きな作品はないと言っていた剣式だが、恥ずかしかったため隠していただけであった。入社理由も、グッズが好きだからだと安心した度越だったが…!?


     コメディ漫画『魂ロケット』の今後の展開の意見が食い違い、剣式の指導社員・伊達(だて)と桐花(きりか)が戦っている場面に遭遇する度越と津家。
     グッズを考える度越たちは、伊達に客観的な意見を求めるが、食べるためにもっと小さいグッズが欲しいと言われる。普通にぬいぐるみとかを食べていると言い、さらに実際に食べ始めた伊達を見てドン引く様子の津家と桐花。
     食べても問題がないグッズをみんなで考え、津家は棒付きチョコの棒にキャラの顔を掘るグッズを提案。それに対して、伊達は自分のために考えてくれていい子たちだなと思い、かわいいという感情が芽生え「桐花ちゃんも小さくてかわいいね」と言ってしまい…!?

    キャラクター紹介
    • 度越 大好
      (どこし だいき)
      グッズ制作会社・スマイルーク 営業企画課の3年目社員。津家の指導係。自分が企画したコラボグッズで笑顔になる作品ファンを見て喜びを感じている。
    • 津家 若葉
      (つけ わかば)
      新入社員。度越に対して敬意はないので、言動が意外と辛辣。作品への愛が深い分、企画案も癖が強い暴走列車。
    • 押切 康
      (おしきり やすし)
      デザイン部チーフ。気弱で優しい性格。作品への解像度が高く、すぐ形作る速さと柔軟性を併せ持つ仕事人。
    • 花鳥 取次
      (かちょう とりつぐ)
      営業企画課の課長であり、度越たちの上司。どんなお願いにも基本全部「いいよ」で返すイエスマン。適当に見えて、度越たちそれぞれを上手くコントロールしている。
    • 桐花 絵令
      (きりか えれい)
      企画生産部で度越の同期。社内では、お嬢様キャラになりきって独特な口調で話すが、一歩会社の外に出ると普通に戻る。