4回目の藝大受験に失敗したカワセミはフリーの画商・メルに出会い、傑出した贋作師としての能力を見出される。メルの目的は盗まれた本物の「モナリザ」で…!? 世界に散らばった6枚の「モナリザ」を巡り、メルとカワセミが本物奪還に挑む!
全ての「モナリザ」を手に入れ、ルーブル美術館にやってきたメルとカワセミ。コルヴォの暴露によって、ルーブル美術館は「偽物の『モナリザ』を展示している」という疑いをかけられていた。そんな最中に、本物を持ってきてくれたメル達に感謝をする館長のコロンブ。しかしルーブル美術館の信用失墜を避けるために、コロンブは予定されている会見ではあくまで偽物を展示していた事実は世間に伏せるつもりだった。そのことに納得できないメルはコロンブと口論になってしまう。
会見当日、コロンブが会見場に着くと、そこにはカワセミによって5枚の「モナリザ」が展示されていた。「どれが本物なのか」と記者達に問われ、答えに窮するコロンブ。そこにカワセミとメルが現れ、1911年の「モナリザ」盗難事件のこと、そして1枚1枚の入手経緯と贋作の説明をしていく。最終的に、あくまでルーブル美術館は昔から本物を展示していたというエピソードを披露したメル。その代わり、門外不出だった「モナリザ」の世界巡回展を発表し、本物の「モナリザ」を世界中の人に見てもらうという自分の目的を達成させたのだった。
自分の夢に近づいたメルは「次はお前の番だな」とカワセミに言葉をかけるが…!?