ダークギャザリング 近藤憲一

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  • 前回までのあらすじ

    ストーリー

     霊媒体質の螢多朗は霊障を受け、幼なじみの詠子を巻き込んで以来引きこもりに。社会復帰すべく家庭教師を始め、天才少女・夜宵と出会う。母親を「空亡」という悪霊に連れ去られた夜宵は、手がかりを求め心霊スポットを巡っていた。強い霊媒体質の夜宵だが霊に避けられており、そのため螢多朗の引き寄せ体質を必要としていた。一方、螢多朗は自分と詠子の呪いを解き社会復帰するため、霊媒体質に対処できる力をつけることを決意。夜宵に協力することに…。


     螢多朗の教え子・愛依は神の花嫁として死ぬ運命にある。螢多朗たちはこれを阻止して神を捕らえ、夜宵が作る悪霊軍団の一員にしようと計画。神との決戦を前にして、夜宵は最大規模の計画──『弑逆桔梗(しいぎゃくききょう)作戦』の決行を提案する。作戦を成功させ、愛依を救うべく一行は京都に向かい、戦いは『太歳星君』との最終決戦へ突入する。


      攻撃を受け意識を失いそうになりながらも『占事略決・外典』最後の術『生旺死衰』を発動した夜宵。この術は力を奪いたい対象に紋を刻み、その鏡映しの紋を力を注ぎたい対象に刻む。そして鏡に鏡映しの紋を映し出すことで力が対象へ注がれる仕組みだという。そしてこの術を過渡期の御霊が憑依した人形へ使った夜宵は、過渡期の御霊と出会った時の記憶を思い出す。その時過渡期の御霊が発した「もうひといくさせん」という言葉に夜宵は、過渡期の御霊が平 将門であると確信するのだった。
    夜宵が『生旺死衰』を発動すると、日本でマグニチュード7の揺れが一瞬観測され、月が目玉となって瞬きをし、そこから過渡期の御霊の真の姿・平将門が現れる。そして太歳星君を圧倒的な強さで倒し…!?

    キャラクター紹介
    • 幻燈河 螢多朗
      (げんとうが けいたろう)
      霊媒体質。中学の時に霊障を受け、詠子を巻き込んだため二年余り引きこもり生活を送っていた。夜宵の家庭教師。詠子と恋人同士に。
    • 寶月 夜宵
      (ほうづき やよい)
      霊媒体質。重瞳で現世(うつしよ)と幽世(かくりよ)を同時に見る。交通事故で両親を亡くし、事故現場から「空亡(くうぼう)」という悪霊に連れ去られる母を目撃。母の手がかりを探して心霊スポット巡りをする。捕縛した悪霊を共食いさせ、「卒業生」と呼ぶ破格の力を持つ悪霊を生み出している。従姉妹である詠子の家で暮らす。
    • 寶月 詠子
      (ほうづき えいこ)
      夜宵の従姉妹で螢多朗の幼馴染。かつて螢多朗の霊障に巻き込まれ、同じ呪いを持つ。
    • 神代 愛依
      (かみよ あい)
      螢多朗の生徒。不幸体質のせいで兄を死なせてしまう。神に見初められており、20歳までに連れて行かれると言われている。