【Ｑ１】 作品の世界観・設定を考える上で気を付けていることはありますか？

自分がわくわくできるかどうかと、ファンタジーとリアリティのバランスが気になります。漫画世界をなるべくリアルに体感してもらうために、そこに生きる人々の歴史や生活感は、時間さえあれば想像するのは楽しいし、なるべく気をつけたいです。

【Ｑ２】 作品のキャラクターを考える上で気を付けていることはありますか？

ここでもキャラクター全体のバランスを気にします。キャラがお互い引き立てあえるように、なるべく似たタイプのキャラばかりにならないようにしたいのと、今やっている連載では、漫画らしい記号的なキャラクターに、なるべく生っぽい感情を乗っけて描くことに挑戦してるのですが、かなり難しいので、うまいバランスの取り方をずっと模索してます。

【Ｑ３】 影響を受けたファンタジー作品はありますか？

ありまくります。ありまくりすぎて描ききれませんが、映画が多いかもしれません。

【Ｑ４】 あなたにとって「ファンタジー」とは？

この賞でいうファンタジーは、いわゆる異世界、異能、空想、超常現象などのジャンルを指していると思いますが、虚構なども含めれば大半のエンターテイメントに必ずファンタジーの要素があると思ってます。ファンタジーとリアリティの比率や、味付けが作品によって違うというだけのはなしで。

【Ｑ５】 投稿者にメッセージをお願いします。

今回、ファンタジーに限定すると、シンプルにどんな作品が集まるのか、気になっています。審査員の先生方も、衝撃的な豪華さですし、こんな機会は滅多にないと思いますので、ぜひ挑戦してみてください！新人さんの新しいファンタジーのアイデアや、センスに触れられるのを楽しみにしています！

【Ｑ１】 作品の世界観・設定を考える上で気を付けていることはありますか？

わかりやすさ、伝わりやすさ。どれだけ魅力的な世界観と設定でも読んでもらえなければまったく意味がありません。なのでまず一番重要なのはその世界観と設定への導入部ではないでしょうか？

【Ｑ２】 作品のキャラクターを考える上で気を付けていることはありますか？

キャラクターの作り方は本当に人それぞれ千差万別だと思いますので絶対にコレ！というアドバイスはありません。が、個人的に言えば物語の展開に合わせて動くキャラではなく、キャラの性格や行動に合わせて物語が展開するように心がけています。

【Ｑ３】 影響を受けたファンタジー作品はありますか？

『アーサー王伝説』柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』は本当に子供の頃から大人になった今も好きですね。

【Ｑ４】 あなたにとって「ファンタジー」とは？

超非日常。夢の国。最高のエンターテイメント。

【Ｑ５】 投稿者にメッセージをお願いします。

「今コレが流行ってるから描きたい」ではなく「自分が描くモノを流行らせる」と思って描いてください。そのくらい我が強い漫画を読者も編集部の未来の自分も望んでいるはず!!がんばって!!

【Ｑ１】 作品の世界観・設定を考える上で気を付けていることはありますか？

特殊な能力、異常な現象がやってくる「原因」はなるべく１つにしようとします。その「原因」が引きつれてくるのが『世界観』なのです。『うしおととら』は「妖怪」、『からくりサーカス』は「錬金術」『双亡亭壊すべし』は「異星人の棲む家」になっちゃったかな。

【Ｑ２】 作品のキャラクターを考える上で気を付けていることはありますか？

多くの読者の方と感情を共有できる価値観、道徳観、正義感を持った人がメインであること。そしてギャップが魅力を与えるので、できるだけ面白い２面性を加えたいと思っています。とらは強いけれど、メチャクチャ獣の槍に弱いでしょ？

【Ｑ３】 影響を受けたファンタジー作品はありますか？

『月と太陽の魔導士』『闇の城』『幻魔の虜囚』『冬物語』などタニズリー作品。『シルバーチャイルド』３部作　クリフ・マクニッシュ『大妖怪』藤原審爾『青い羽根のおもいで』『妖精たち』など立原えりか作品

【Ｑ４】 あなたにとって「ファンタジー」とは？

設定・キャラクター達、世界観。どれも現実の制限を受けることなく、テーマ（言いたい事）を純粋に結晶化させることができる素晴らしいジャンルですね。

【Ｑ５】 投稿者にメッセージをお願いします。

まず、読者にどんな「読後感」を与えたいかを決めて、それを剣のように研ぎすまし、読者の心を貫いて下さい。いい奴が主人公だと嬉しいな。アクションがあると嬉しいな。

【Ｑ１】 作品の世界観・設定を考える上で気を付けていることはありますか？

作品の中で生きる人々を想像して世界観を考えます。作った世界観のなかにキャラクターがいるのではなく、作品の第１話よりずっと前からキャラクターたちが生きて構築してきた世界を考える。設定では、利点と欠点をしっかり決めて表裏のアクセントをつけるよう気をつけてます。

【Ｑ２】 作品のキャラクターを考える上で気を付けていることはありますか？

そのキャラクターが作中の世界にいる意味と役割を描き手の自分が見失わないようにすること。常に色んな視点･価値観で物事を考えられるように、可能な限り自分を消すこと。それと同時にキャラクターに込めた自分の想いを忘れずにいること。

【Ｑ３】 影響を受けたファンタジー作品はありますか？

強く影響を受けたのは、大友克洋脚本、りんたろう監督で映画化された「メトロポリス」という作品です。

【Ｑ４】 あなたにとって「ファンタジー」とは？

これまでの人生で一番自分を楽しませてくれた作品のほとんどはファンタジーでした。空想する楽しさを教えてくれたもの。

【Ｑ５】 投稿者にメッセージをお願いします。

考えられる限り考え、逃げずに、あなただけが描ける世界を思いきり表現してください。

【Ｑ１】 作品の世界観・設定を考える上で気を付けていることはありますか？

ドラゴンクエストの場合、中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界ということで統一していますが、プレイヤーが訪れる町や城ごとにその背景を考えて、プレイヤーが「次はどんな町だろう？」とワクワクできるように工夫しています。

【Ｑ２】 作品のキャラクターを考える上で気を付けていることはありますか？

主人公を考える場合、おおざっぱに言って２つのパターンがあります。主人公が物語を通して成長していくパターン、あるいは、欠けているものを取り戻していくパターン。つまりゼロからプラスにするか、マイナスからゼロをめざすか？　もしくはその複合。どちらにせよ、主人公に興味を持ってもらい、その先を見てみたいと思われるように気をつけています。

【Ｑ３】 影響を受けたファンタジー作品はありますか？

いろいろありますが、手塚治虫さんの漫画とか、小松左京さん、筒井康隆さん、眉村卓さんの一連の作品、平井和正さんの狼男シリーズも好きでした。

【Ｑ４】 あなたにとって「ファンタジー」とは？

現実を忘れ、いろいろ妄想する楽しみでしょうか。リアルな世界のなかに、ちょっとした不思議をおくことで、楽しい妄想が始まります。

【Ｑ５】 投稿者にメッセージをお願いします。

どんなアイディアも頭のなかにあるうちは傑作です。その傑作を実際の作品に描きあげる作業は大変ですが、また楽しくもあるはずです。素敵な作品を待っていますね。